一つの手法に頼らない造形の作り方
立体を作る方法は素材によって大きく変わり、向き不向きもはっきり分かれる。株式会社京都レジンは特定の手法だけに寄せず、FRP加工、3Dプリンター出力、モルタル造形、レーザー加工を場面に応じて使い分けている。屋外に据える大型のオブジェには軽くて丈夫なFRPを、精密な試作には3Dプリンターを、といった具合に、対象の性格から逆算して技術を割り当てている。一つの素材では表現しきれない複雑な立体も、複数の手法を組み合わせることで一つの成果物へまとめられる。40年以上にわたって技術を積み重ねてきたからこそ、この作り分けが成り立っている。
素材を横断できると、依頼の幅もそのまま広がる。岩や木を模した自然物の造形から、曲面の入り組んだキャラクター、緻密なパーツの加工まで、案件ごとに最適な手法を選び直せる。塗装を担う専門業者などの外部ネットワークも取り込み、仕上げの工程まで株式会社京都レジンの窓口で完結させられる。
FRPが屋外の造形にもたらす強さ
株式会社京都レジンの造形を中心で支えているのが、FRP(繊維強化プラスチック)だ。軽さと強度を併せ持ち、雨風や直射日光を受け続けても劣化しにくいため、屋外に長期間据えるオブジェやモニュメントに適している。型を起こし、手で削り、表面を整えるという工程を重ねることで、写真だけでは伝わりにくい質感まで作り込んでいく。設置してから何年も経っても形や色を保ちやすいので、人が繰り返し目にする商業施設のシンボルやテーマパークの装飾に生きてくる。
3Dプリンター出力を挟めば、本制作の前に試作で形を確かめる進め方も選べる。デザインデータから短時間で立体を起こせるため、量産に入る前の形状確認や、入り組んだ構造の事前検証に役立つ。デジタルの正確さと手仕事の調整を組み合わせることで、精度と表現の両方を成立させている。
宇治の2,000坪と年中無休が支える制作
制作の拠点は京都府宇治市伊勢田町浮面32-3にあり、新成田バス停から徒歩約9分の距離だ。約2,000坪という制作スペースを抱えているため、大型のモニュメントや複数案件の同時進行にも無理なく応じられる。代表の藤村考兵のもと、営業時間は8:30から17:30、年中無休で現場を動かしているので、短納期や急ぎの相談でも曜日を選ばず取りかかれる。個人的には、多彩な素材を扱いながらこれだけの制作基盤を持つ拠点は珍しいと感じた。関西を軸に東京周辺の現場までカバーし、問い合わせは080-9001-3667やInstagram(kyotoresin_inc)から始められる。


