移り変わる時間に耳を傾ける設計
Architectural Design 家吉が空間を考えるときに見つめているのは、そこに住まう人や訪れる人だけではありません。敷地の個性、周辺の環境、そして季節や時間の移ろいにまで耳を傾けながら、空間を考えています。長い時間をかけて愛着が深まる場所をつくること。それが、滋賀県竜王町に事務所を構えるこの一級建築士事務所のコンセプトです。美しさだけでなく、日々の中でほっとできること、年月を重ねるほどに愛着が深まっていくことを大切にしています。
はじめから決まった正解を求めるのではなく、クライアントとの対話を重ねながら、その人らしさやその場所らしさに自然と馴染む答えを探していく。暮らしや営みにそっと寄り添う住まいやお店をつくっていきたいという想いが、設計の芯にあります。
光や風を読み、景観に調和させる
Architectural Design 家吉の設計は、建物が建つ敷地の環境に寄り添うことを軸にしています。土地が持つ光や風の入り方に逆らうのではなく、その場所に自然と馴染む室内空間や、景観に調和する外観を意識してデザインしていく。一見するとシンプルで落ち着いた佇まいでも、細部まで丁寧にこだわり、長い目で見て住みやすい住まいを届けることを大切にしています。
この姿勢は、住宅だけでなく店舗や福祉施設にも共通しています。飲食店を中心とした店舗では、街とのつながりを読み取りながらその場所に馴染む空間を、福祉施設やグループホームでは自然素材のぬくもりを活かした居場所を形にしてきました。用途が変わっても、そこで過ごす人にとって自然で心地よいことという軸は揺らぎません。個人的には、この一貫した設計観が、事務所の作品に共通する落ち着きを生んでいるように感じました。
今あるものを活かし、次の暮らしへつなぐ
Architectural Design 家吉は新築設計だけでなく、これまで大切に受け継がれてきた建物のリフォームにも向き合っています。今ある建物を活かし、古い道具の再利用やリペアにも取り組む。簡単には捨てられないもの、これまで大切に使われてきたものに目を向け、今の暮らしや場所に合うかたちへ整えていく。建物や道具に残る時間を大切にしながら、次の使い手、次の暮らしへとつないでいきます。
2008年の設立から、住まい・店舗・施設の設計監理に加え、家具デザインや外構デザインも手がけてきました。滋賀を拠点に京都・大阪・奈良でも相談を承り、完成後も気軽に相談できる身近な存在であり続けています。


