株式会社垣本ハウス | 木材と向き合い70年超、奈良発の造作材づくり

大手OEMから個人オーダーまで、現場を選ばない製造力

大手ハウスメーカーの和室造作OEM生産を担いながら、保育園の内装材や小学校の間仕切り枠、マンションのキッチンカウンターといった個別オーダーも並行してこなす。これだけ幅の広い受注を受注生産で回せる背景には、単板貼集成材、ラッピング造作材、内装用積層材、造作用芯材、オーダー家具と、製品カテゴリーを横断した製造ノウハウの積み重ねがある。2026年6月のブログに登場した中学校の間仕切り枠案件のように、学校施設での木質内装への対応実績も着実に増えている。
「ここに頼めばどんな仕様でも対応してもらえる」という信頼が継続発注につながっているようで、リピーターが多いという事実がその評価を裏付けている。原材料から最終製品まで自社で管理できる一貫体制が、品質の安定と対応の速さを同時に支えており、発注側の安心感の源になっている。

直輸入材が実現する、現場に優しいコストと使い勝手

造作用芯材ではブラジル産タエダパインとチリ産ラジアタパインを現地メーカー数社から直輸入し、中間流通を省いた分を適正価格に還元している。節がなく軽量なこの素材は運搬しやすく、窓枠やドア枠の下地として現場での取り回しがよいと建設関係者から評価が高い。内装用積層材ではパイン、タモ、ゴムなど複数樹種を用途に応じて使い分け、反りや割れが出にくい加工済みの状態でカウンターや階段材、フローリングへと仕上げる。
「他社より価格が出しやすい上に品質が安定している」という声が取引先から聞かれるのは、直輸入と自社加工の組み合わせによるコスト管理の賜物だ。NC加工機を活用した特殊形状への対応も可能で、設計段階から相談を持ち込める点が、発注しやすいメーカーとして選ばれ続ける理由の一つになっている。

吉野材の製材所から続く、素材と技術の継承

昭和23年、吉野材の製材所として出発した株式会社垣本ハウスは、時代の変化に合わせて家具製造や家づくり関連へと事業領域を広げ、現在は橿原市を拠点とする集成材製造メーカーへと成長した。奈良県産ヒノキを活用した集成材の調達・製造・販売を軸に据え、県内で第二・第三工場を稼働させながら東京都江戸川区にも営業所を展開している。ラッピング造作材では原材料調達から表面加工まで自社一貫で対応できる全国でも数少ないメーカーとして、業界内での立ち位置を築いてきた。
「奈良から世界基準の木材を届ける」という理念は、国際市場への進出という形で動き出している。70年を超える歴史の中で培われた素材知識と加工技術を次世代へ継承するという方針が、現場での育成体制に具体的な形として現れており、技術の蓄積が途切れない仕組みが根付いている。

多国籍の現場で、未経験者が一人前になるまで

フォークリフトをはじめとした業務資格の取得を会社がサポートし、機械操作は扱いやすいものからスタートするOJT方式で未経験者を受け入れている。年齢・国籍を問わない採用方針のもと、多様なバックグラウンドを持つスタッフが橿原市の工場で同じラインに立つ。個人的には、この多様な顔ぶれが自然に共存している現場の空気が、株式会社垣本ハウスらしさを一番よく表していると感じた。
「何でも相談しやすい雰囲気がある」と入社後スタッフが口をそろえる職場環境は、地元出身スタッフが多く在籍する橿原市の工場ならではの温度感だ。正社員採用を前提とした安定雇用と福利厚生の整備が長期就労を下支えしており、未経験から入社して現場の中核を担うようになったスタッフも育っている。

橿原市 製造

ビジネス名
株式会社垣本ハウス
住所
〒634-0825
奈良県橿原市観音寺町18−2
アクセス
JR和歌山線掖上駅から車で5分
TEL
0744-27-3731
FAX
営業時間
8:00~17:00
定休日
日曜日・祝日
URL
https://kakimotohouse-recruit.jp