三十数年の現場経験から生まれた住宅哲学
何百棟もの住宅を手がけ、何百組もの施主と対話を重ねてきた代表の経歴が、株式会社ファンビルドの家づくりの土台になっている。「私にとってのいい家が、お客様にとってのいい家でありますように」——この言葉を軸に、互いに意見を交わしながら一棟ごとの最適解を探る進め方を続けてきた。2015年2月の設立以降、兵庫県神戸市を拠点として注文住宅の設計・施工に取り組み、住まいを家族の人生そのものと捉える姿勢は創業時から変わっていない。期待を超える提案を目指すという方針が、すべてのプロジェクトに一貫して反映されている。
個人的に印象的だったのは、代表が「喜び合い、時には意見を述べ合う」関係を施主との理想形として語っていた点だ。設計段階で遠慮なく要望をぶつけてほしいという考え方が根底にあり、その結果として多種多様な間取りや仕上げの実績が蓄積されてきた。長年にわたる現場経験が次の一棟に直接フィードバックされる構造は、住宅会社としての厚みをそのまま示している。こうした循環が、新規の相談にも説得力ある回答を返せる理由になっているようだ。
耐震等級3と24時間換気を全棟に採用する設計方針
株式会社ファンビルドでは全棟で耐震等級3を確保しており、着工前の地盤調査も徹底して実施する。24時間換気システムを標準装備し、外気を常時取り込みながら室内の汚染空気を排出する仕組みで、シックハウス症候群への対策基準を満たしつつ省エネルギーな空気環境を両立させている。外壁・内装の素材選定ではデザイン性と耐久性の両面を検討し、長期間にわたり品質を保てる仕様を採用。各種保証制度も整備されており、引き渡し後のメンテナンス面でも不安を残さない体制が組まれている。
「建てた後も安心して住み続けられる」という声は、施主から繰り返し聞かれるフレーズだという。耐震性能についても、等級3は消防署や警察署と同等の基準であり、災害時の拠点となりうる強度を住宅に持たせている計算になる。換気システムに関しては義務化基準への適合にとどまらず、室内の空気質そのものを管理するという発想で設計が進められている。保証内容の詳細は打ち合わせ時に個別で説明される流れだ。
木造の温かみを活かした空間設計と回遊動線
吹き抜けを通じて陽光が降り注ぐ「陽だまりの吹き抜けハウス」は、株式会社ファンビルドの設計思想を端的に表す事例のひとつだ。天井高がもたらす開放感に加え、回遊動線を組み込むことで日常の家事効率まで考慮した間取りに仕上げている。木造住宅の利点を最大限引き出しながら、内装から家具の選定まで統一感を持たせるスタイルは、住む人のライフスタイルをそのまま形にするような設計手法だ。大自然の中の別荘をイメージした住宅など、365日を非日常的な空間で過ごせるプランも手がけている。
たとえば、森林公園が隣接する立地では周囲の緑を室内に取り込む窓配置を採用し、街を見下ろす高台の敷地では眺望を活かしたリビング設計を提案するなど、土地の個性を読み解くところから設計が始まる。「内観・外観・耐震・換気・デザインすべてにこだわった一邸」という表現が施工事例に添えられているのを見ると、一棟ごとの完成度に対する執着の強さが伝わってくる。こうした姿勢が、単なる注文住宅の枠を超えた仕上がりにつながっているのだろう。
新築から店舗施工まで対応する事業範囲と相談体制
注文住宅だけでなく、内外装リフォームや店舗の施工工事にも対応している。兵庫県知事による建設業許可(般-2)第116828号と宅建業免許(2)第11907号を取得済みで、公益社団法人全日本不動産協会・近畿圏不動産流通機構・不動産保証協会にも所属。建築と不動産の両面からサポートできる体制は、土地探しの段階から相談を始めたい施主にとって利便性が高い。
打ち合わせは事務所のほか現地での対応も受け付けており、公式LINEを使ったやり取りにも対応している。施主との距離感を縮める工夫として、チャットベースでの気軽な質問を歓迎しているという声が目立つ。対面とオンラインを使い分けながら進行できるため、忙しい共働き世帯でもスケジュールを合わせやすい。相談の入り口が複数用意されている点は、初めて注文住宅を検討する層にとっても敷居を下げる要素になっている。


