昭和57年から続く木材のプロが手がけるエクステリア
ウッドデッキやエクステリアの仕上がりを左右するのは、結局のところ木材そのものの質にほかならない。株式会社タンセイは1982年の創業以来、東南アジアや南米の産地から直接ハードウッドを仕入れ、現地での品質確認を経た材料だけを国内に届けてきた。輸入元の国々では生活基盤を支える構造材として長く使われてきた樹種を中心に取り扱っており、耐久性の高さは現地での使用実績が裏づけている。40年超にわたって蓄積された材種ごとの知見が、設置場所の気候や用途に合った選定を支えている。
個人的に印象的だったのは、単に木材を売るだけでなく、施工環境や目的をヒアリングしたうえで材種を提案するコンサルティング的な姿勢だ。たとえば海沿いの物件では塩害耐性に優れた樹種を選び、素足で使うテラスには肌触りと表面温度を考慮した材料を推奨する。こうした提案の精度について「ホームセンターで買うのとはまったく違った」という声が利用者から寄せられている。木材の性格を熟知しているからこそ成り立つ対応といえる。
天然木と人工木を使い分ける提案力
株式会社タンセイでは天然のハードウッドに加え、廃プラスチックと木粉を原料にした人工木も取り扱っている。天然木の風合いを好む層と、メンテナンスの手軽さやエコ性能を求める層の双方に対応できる体制を整えており、どちらか一方に偏らない材料ラインナップが案件の幅を広げている。設置場所の日照条件や周囲の景観との調和まで踏み込んだ提案を行う点に、材料商としての矜持がにじむ。予算感と仕上がりのバランスを見ながら天然・人工を組み合わせるプランも用意されている。
実際の利用シーンとして多いのが、住宅のリフォームで既存のウッドデッキを張り替えるケースだ。築15年ほど経って劣化したソフトウッドのデッキを、耐用年数の長いハードウッドや人工木に入れ替える相談が増えているという。張り替え後の維持コストが下がった分、浮いた費用をフェンスや植栽に回す施主もいるそうで、素材選びがトータルの住環境に波及していく流れは興味深い。
国立新美術館やJRA府中競馬場への納材実績
著名施設への納材履歴が、株式会社タンセイの対応領域の広さを端的に示している。国立新美術館、JRA府中競馬場、ラグーナ蒲郡マリンパーク、九州大学など、求められる品質基準も用途もまったく異なる現場に材料を収めてきた。競技場のように不特定多数が歩行する場所では安全性が最優先され、教育機関では長期使用に耐える堅牢さが問われる。それぞれの条件に応じた材種選定と施工計画を一括で担えるのは、木材の扱いに特化してきた企業ならではだろう。
こうした案件で採用された木材の累積データが社内にストックされており、類似条件の新規案件に即座にフィードバックされる仕組みになっている。たとえば海浜エリアの商業施設で使った樹種の経年変化データを、同様の立地条件を持つ別案件の提案資料に反映するといった運用が日常的に行われているという。「過去の実績をもとに具体的な劣化予測まで出してくれた」と評価する取引先の声も聞かれる。
輸入から施工・アフターフォローまで自社完結する運営体制
木材の輸入、販売、施工をすべて自社で完結させるワンストップの体制を敷いているため、業者間の伝達ロスが生じにくい。発注者側で複数社を束ねる手間が省け、窓口が一本化される分だけ打ち合わせの回数も圧縮される。大阪本社のほか千葉と名古屋に営業所を置き、関東から関西・中部圏まで直接対応できるネットワークを構築。無料見積からプランニング、施工後のフォローまで一連の流れを同じ担当者が追う運用を採っている。
営業時間は平日9時から18時で、問い合わせへの初動が早いという評価が目立つ。常陽銀行柏支店との取引実績に支えられた財務基盤も、長期プロジェクトを受託するうえでの安定材料になっている。施工完了後も木材の経年変化に応じたメンテナンス相談を受け付けており、「納品して終わりではない付き合い方」に好感を持つ施主が少なくないようだ。


