外注先・協力工場としての受け皿になる
外注先や協力工場を探す企業にとって、材料から完成品まで一手に任せられる相手は限られます。株式会社平沼精密は、素材の調達から加工、仕上げ、検査表の添付までを自社で担い、東大阪で幅広い企業の相談を受け止めてきました。自社だけでは手に負えない加工も、協力企業とのネットワークを活かして引き受けています。一気通貫で任せられる製造の窓口として、多くの企業から相談が寄せられてきました。
打錠機用部品の製造では、長年の蓄積がそのまま実績の裏づけになっています。創業から50年以上の歴史の中で、高難易度の開発案件に幾度も挑み、他社では難しい製品づくりを東大阪で成し遂げてきました。積み重ねた経験と技術が、精密な加工を求める企業にとって頼れる目印になります。難しい案件を断らずに受けてきた歴史そのものが、任せてよいかどうかの判断を後押しします。
図面がなくても現物から作り直す対応力
図面が残っていない古い部品や、海外製で仕様のつかめない部品でも、現物を測って寸法を起こし、再現から製造まで運べます。メーカーが撤退して修理が難しくなった機械の部品供給についても、相談を受け付けています。できないものはないという考え方を軸に置いて、要望の幅を狭めずに応えてきました。設計資料がそろわない案件ほど、この対応力がありがたく働きます。
1個からの少量生産にも取り組んでいるため、在庫リスクを抑えながら段階を追って作れます。予算と用途に合わせて加工の内容を調整するので、コストを見ながら必要な数量だけ頼めます。他社で手が止まった案件が持ち込まれるのは、この間口の広さがあるからです。まず相談してみて、作れるかどうかの見極めから頼めるのも動きやすい点です。
難削材の切削で部品の寿命を延ばす
SKDや超硬などの難削材の加工を得意とし、焼入れによる硬度調整から研磨、鏡面仕上げまで社内で手を入れています。硬い素材をしっかり削り込めれば、消耗品の耐久性が伸び、交換の頻度を落とせます。ミクロン単位まで精度を追い込むので、厳しい寸法の部品でも仕上がりが安定します。硬さの違う素材が混じる案件でも、狙った寸法へ根気よく寄せていけます。
錠剤を成型する打錠機の部品のように、精度と耐久性の両方が問われる場面でも、素材選びの段階から作り込んでいます。削りにくい素材ほど、仕上げまで一続きで担う値打ちが増します。消耗しやすい箇所を任せられる先があることは、機械を長く動かしたい現場の支えになります。部品が手に入り続けるという安心は、設備の入れ替えを先送りできる余地にもつながります。
弥刀駅から徒歩圏の拠点で応える
拠点は大阪府東大阪市衣摺、近鉄大阪線の弥刀駅から徒歩11分ほど、JR長瀬駅からは徒歩15分の場所にあります。営業時間は8時15分から17時15分、代表は平沼杉樹が務め、電話06-6729-1216で相談を受け付けています。日曜と祝日、第1・第2・第4土曜を休みとしているので、連絡の前に営業日を確かめておくと段取りが組みやすくなります。
個人的には、撤退した機械の部品まで引き受ける姿勢に、東大阪のものづくりを下支えする役割を感じました。作れる先が減っていく部品を拾い上げる工場があることは、使い続けたい機械を持つ会社にとって心強い話です。まず現物を持ち込んで相談できる間口の広さが、この工場の持ち味になっています。


