「SPROUTZ」という名に宿る、育つという発想
株式会社SPROUTZ Studioが目指すのは、その場に生まれる営みまで見据えた「永く愛される場所」をつくることです。事業のビジョンや土地の歴史、地域とのつながり、人々の暮らしや活動を丁寧に読み解き、建築・インテリア・家具まで一体となった空間へと落とし込みます。建物を設計することそのものより、そこから始まる時間を育てていくという発想が、この事務所の芯にあります。完成をゴールに置かず、使われながら育っていく場所を思い描く姿勢が、その名の響きとも重なります。
背景にあるのは、代表の浅子雄祐が北欧で培ったサステナブルデザインの思想です。長い時間軸で場所をとらえるこの考え方が、次の世代へ受け継がれる環境をつくるという理念を支えています。
一級建築士とプレイスプロデューサー、二つの視点
理念を実際の場所へ変えていく担い手が、代表の浅子雄祐です。一級建築士でありプレイスプロデューサーでもある立場から、建築をつくることにとどまらず、そこで続いていく暮らしや営みまで見据えて場所の未来を構想します。東京工業大学とその大学院で建築を学び、スウェーデン王立工科大学への留学を経て、公共建築や地域拠点の企画・運営まで幅広く経験を重ねてきました。二つの視点を一人が併せ持つことが、設計と運営を切り離さない仕事のかたちを生んでいます。
東京から全国へ、届く範囲を限らない
拠点は東京都文京区根津にありますが、株式会社SPROUTZ Studioの活動は東京の内側に閉じていません。全国のプロジェクトへ対応し、海外案件の相談も受け付けています。構想づくりから設計、そしてプロジェクトの推進まで同じ担い手が伴走するため、依頼主の思い描いたものが、最後まで筋を通したまま形になります。理念を語るだけでなく、それを届けられる範囲を地理で限らない構えが、この事務所の姿勢をよく表しています。掲げる言葉と、実際に手を伸ばす範囲とが、しっかり噛み合っています。


