止まらない環境をオーダーメイドで組む
生産設備にとって、突然止まらないことがなにより価値になる。株式会社東静エンジニアリングは、マシンの突発的なエラーや信号の遅延をプログラミングの段階から排除し、オペレーターが長期にわたり安心して運用できる堅牢な自動化環境をオーダーメイドで組み上げてきた。電気制御やプログラム設計を駆使して、安定稼働と生産性向上を同時に成り立たせるのが基本の考え方である。富士市を起点にしながら、国内から全世界を対象として一括で対応する。
一元管理でリスクを先回りする
制御盤の製造からシーケンスプログラムの最適化まで、ハードウェアの設計と実機の電気配線、現地の調整までを一つの流れで管理している。工程を社内で握るからこそ、過負荷による停止のリスクを先回りして抑えたシステムを築ける。開発の初期フェーズから実機を用いたデバッグまでを担当し、同期のズレや応答遅延といった自動化特有の不具合を一つずつつぶし込む。既存の生産ラインや通信インフラに適合する制御機械を選定し、工場のオートメーション化を前へ進めていく。
精密な配線と資格が稼働を裏づける
制御盤と各駆動部を確実につなぐ電気設備工事へのこだわりが、自動化された生産設備を正確にコントロールする基盤になる。設計から製造、据付までをまとめて完結できるため、電気的なトラブルを未然に防ぎ、設備の性能を保つ配線設計を導き出せるのが強みだ。建設業の許可は静岡県知事許可(般-25)第35363として登録され、第一種電気工事士や一級電気工事施工管理技士、地中線用GR付高圧負荷開閉器施工技術者など、高圧領域まで踏み込める資格を社内に揃えている。
業界を越えた実績が信頼の下地になる
食品や自動車、化学、物流など、多種多様な業界から依頼を受け、設計設備の製造と据付工事を数多く手がけてきた。異なる条件の現場で積み重ねた経験が、新たな依頼へ的確に応えるための足場になっている。1943年に前身の後藤電気商会として創業し、1981年に現在の株式会社東静エンジニアリングへ組織を改めた歩みも、この安定した対応力を静かに支えている。取材を通して、稼働を止めないという一点に技術が集約されている印象を強く受けた。


