「仕事が途切れない」体制を作り上げた、受注の設計思想
公共事業と民間案件、どちらか一方に依存しない体制を株式会社廣常工務店は創業以来維持してきた。道路工事・造成工事・基礎工事・エクステリア工事・公共建物施工と案件の種類が豊富なため、特定工種の需要が落ちても全体の仕事量が安定しやすい構造だ。1968年の創業から半世紀超の実績が、地域の発注者からの継続的な信頼を裏付けている。
対応エリアは徳島県内全域が中心で、淡路島など県外にも対応実績がある。石井町に拠点を構えながら、徳島のインフラ整備の現場を着実に担い続けている。
応募は免許だけ、資格は後から——ここから始まるキャリア
土木経験がなくても問題ない、というのが株式会社廣常工務店の一貫したスタンスだ。応募資格は普通自動車免許(AT可)のみで、専門資格は入社後に取得を目指す流れが整えられている。先輩スタッフが工具の名称から丁寧に指導するため、建設業界に初めて飛び込む人でも「何をすればいいかわからない」という状況に陥りにくい。
各種手当を基本給に組み込む給与体系で、正社員として長く働くほど収入も安定していく設計だ。「転職して収入面の不安があったが、手当込みで想定を上回った」という声もある。個人的には、未経験者の不安を制度と教育の両面で減らそうとしている点が印象深かった。
残業なしが定着している現場——その運用の実態
夕方に作業を切り上げ、会社に戻って片付けを済ませたらすぐ帰宅できる流れが、株式会社廣常工務店の現場では当たり前になっている。GW・夏季・年末年始の長期休暇も確保されており、日曜は定休日だ。髭・髪型・髪色・ピアスへの制限もなく、安全に支障がなければ個人のスタイルを尊重している。
空調服や安全帯などの備品は会社支給で、入社時の個人負担を抑える配慮がある。「子どもを保育園に迎えに行けている」「趣味を続けながら仕事できている」という声が目立つのは、残業なしの運用が実際に機能している証だろう。
地元の道路と建物に刻まれる、現場の仕事の重み
株式会社廣常工務店のスタッフが手がけた道路や建物は、完成後も徳島の地域に残り続ける。「自分が作った構造物が毎日使われている」という事実が、土木という仕事の達成感を生んでいる。形として残る仕事だからこそ、現場に向き合う真剣さが育まれる。
和気あいあいとした職場の雰囲気の中で、新しく入社した人もすぐに馴染める環境が整っている。「地元で体を動かしながら手に職をつけたい」という思いを抱えた人に、石井町のこの現場は着実に応え続けている。


