保管・検品・配送を一つの流れにする
物流の現場では、運ぶ前と後にも手間のかかる作業が並びます。有限会社神都輸送は、その前後の工程まで引き受ける会社として東京・武蔵村山市から動いています。自社倉庫で商品を預かり、検品やピッキング、仕分けを通して、注文に応じた分を梱包し、そのまま車両に積んで送り出す。保管から配送までを一つの流れとして回せるため、荷主が工程ごとに別の業者を探す必要がありません。
この一連の作りを、ワンストップ物流と呼んでいます。倉庫と輸送を同じ会社で持つことで、工程の受け渡しで生じる積み替えや連絡の抜けが減り、荷物の動きが途切れにくくなります。一般貨物から特殊な貨物まで扱えるので、保管と配送をまとめて任せたい事業者に向いた形です。商材の種類が多い会社ほど、窓口を一つにする効き目が表れてきます。
取材して感じたのは、作業請負まで事業に含めている構えの幅でした。物品の梱包・保管・検品・仕分けを正式な事業として請け負っているため、輸送とは切り離して庫内作業だけを頼むこともできます。物流のどこを外に出したいかを、依頼する側が選べる余地があります。
約150台の車両が支える配送力
荷物を実際に動かすのは、およそ150台の車両です。13トンのウィング車から2トン車、ワンボックス、軽貨物まで車格がそろい、4トン車は50台、2トン車は40台と中型を多めに持っています。大口の幹線輸送から軒先への少量配送まで、荷物量に合わせて車両を割り当てられる台数があります。首都圏を中心に、スポットの単発便から定期便まで請け負える奥行きが、この車両群にあります。
拠点は関東の複数の県に分かれています。本社の武蔵村山市に加え、市内の村山配送センター、埼玉の川口・入間、神奈川の厚木、千葉の千葉と営業所が伸び、配送先に近い拠点から車両を向かわせられます。都県をまたぐ配送でも、間にある営業所を使えば戻りの回送を抑えながらルートを組めます。
平成4年から積んできた事業の実務
会社の設立は平成4年4月までさかのぼります。資本金1,000万円、代表取締役は阿久津圭吾。一般貨物自動車運送事業、倉庫業、利用運送事業、貨物軽自動車運送事業、作業請負、産業廃棄物の収集運搬と、許認可を要する事業を複数手がけてきました。これだけの領域を並行して維持してきた年月が、物流の委託先として選ばれる裏づけになっています。取引銀行は多摩信用金庫、商工中金、日本政策金融公庫です。
荷物の相談は、見積もりの窓口から始められます。些細な用件でも受け付けており、荷物の内容や量が固まる前でも持ち込めます。電話は042-520-3955、受付は9:00から18:00まで、定休日は決めていません。物流まわりで抱えている困りごとを伝えるところから、話を進められます。


